◆12月のななかまどのあそび◆
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>>>12月7日 晴れ<<<


先日、高校時代からつきあいのある友人宅に、
久しぶりに行って、お泊まりしてきました。
ダンナが出張だって言うし。
おいしいお酒 「王禄」 と、豪勢なお食事。
(だってダンナがいないんだもん。おほほ。)
飲み、食い、しゃべり、
かわいい坊ちゃまとも、たくさん遊んで、
友人は子供と一緒に、9時頃寝ました。

いつもそうなので、わたくしは一人お皿を洗い、
最終のニュースなどをひっそりチェックし、
静かに寝たのです。
ところが真夜中、ごそごそ音がするじゃございませんの。
目を開けてみると、彼女が起きておるっ!
関東大震災が直撃したとしても、
絶対に起きることはない! はずの彼女が、起きておる!

ハハ〜ン、これは何か、話があるな?
と、勘のいいわたくしは思ったさ。
(何しろ、ダンナはいない。)
ハイハイ、何でも聞きまっせ、奥さん!と、
のこのこ起きて、また 「王禄」 をちびちび。
しかし、いつまでたっても、馬鹿話のてんこ盛り。

仕方がないので、というより目も疲れてきたので、
“みつろうキャンドル” なんぞを取り出し、
暖かい灯りと、密の甘いかほりを演出してみました。

するってーと、しばらくしてから、
次の子供はどうするよ、などという、
夫婦間の問題に、一歩踏み込む話題へと、
話しは及んできたんでごわす。

したら突然、 『私たちの間に、もう愛はないの』
と、奴がぬかすではございませんかっ!

おいおい、どないしたん?! 『愛』だとぉ?
君たちの間に、一体何がっ?!

・・・というところで、続く。



>>>12月13日 冷たい雨<<<


さて、続きどす。
長いつきあいの友人宅に遊びに行ったところ、
ダンナとの間に、『愛』がなくなったと、
衝撃の告白を受けたのでした。

この二人は、大学時代からのつきあいで、
結婚してからも10年ぐらい経っているので、
友だちというか、兄妹みたいなカップルになってます。

「そう。しかも子供なんかいると、
すっかりお父さん、お母さんになっちゃって、
もう男とか女じゃない気がする」
と、本人はのたまう。
さらに、彼女は続けた。

「でね、聞いてよ!
『くっさい屁をしたから、かいでっ』て言うのよぉ!
どう思うよ!これっ?
もう、ぜったい愛なんてないでしょ?!」

へっ?
ちょいと奥さん、今、って言った?
あんたのダンナは、くっさい屁をしたら、かいでほしいんかい?
いや、そんなことは、どうでもよか。
そのダンナの屁と愛に、一体どういう関係があるねん!
こちとら、こんな真夜中に、別れ話でもおっ始まるのかと、
ウキウキしながら聞いてたのにぃ!(こら、こら)

で、その時、思い出したことがございました。
わたくしの尊敬する詩人、故田村隆一先生が、
かつてある対談で、男女関係について
お話されていたことがあったのです。
正確ではございませんが、こんな感じでした。


『君ねぇ、男と女は、ホレたの何のと言ってくっつくだろう。
すると子供ができる。
子供ができると、男と女は子供をはさんで、あれやこれや、
敵になったり、味方になったり、傷を舐め合ったりして、
いつの間にか、戦友になっていくんだ。
そして君ぃ、最後はどうなると思う。
最後はな、人類愛だっ。
これは怖いぞぉ。わっはっはっ。』


この話を彼女にして、君たちの『屁問題』は、
人類愛にまで達しておるのか?と問うと、
まだまだ、というお答えでした。
(ふん、そんなことだろうと、思ったわい)

ところで、あなたのお坊ちゃま、時々、
「うんこっ屁」って言うんですけど、あれもダンナ?
と訊くと、

「あっ!それ、あたしの口癖!」ですって。

この、たわけ者〜っ!
子供にだって、将来があるんだぞ〜っ!



>>>12月15日 晴れ<<<


今年もクリスマスがやってきますわね。
ま、わたくしは仏教徒ですから、恋人がいようと、いまいと、
一人で過ごしますのよ。
(ほっといてちょーだい)

さて先日、独り者の道を、共に歩いてきた友人と会い、
クリスマスの予定なんぞを訊いてみましたの。
どうせ一人よね、と思いつつ。
で、挨拶代わりに、手相をみましたら、
あなたっ、彼女の手には、くっきりパートナー線がっ!

おやおや、これはそろそろ現れそうやねぇ、
と、わたくしが言うと、
しば〜らくしてから、奴が小さな声で言った。

「実は、今、つきあってる人がいるの」 、と。

ハイ?
何ですと?
今、あなた、つきあってる人がいるとか、おっしゃいましたぁ?
一体、いつからじゃいっ? うりゃあっ!

何っ?、8月ぅぅぅぅぅううう?
こいつ、ず〜っと黙っておったんかいっ!
何っ?、年下〜っ?
このっ!このっ!このぉ〜っ!
このワシをさしおいて、何たる振る舞いっ!
しかも声をひそめて、申し訳なさそ〜に言ったなぁ〜っ!
無礼者めぇ〜っ!成敗してくれるぅ〜!
(っておい)

  ・
  ・
  ・

とにかく今年も、
『クリスマスは、一人で豊かに過ごそう推進派』
の関東支部長をさせていただきます。
恋人がいる、家族がいる、そういうお宝がなくても、
ちゃんと楽しめるのが、大人の女ってもんざんす。
そして、繰り返しますが、仏教徒でございますから、わたくし。
ちっ。


ま、そんなことはさておき、
我が友を含め、皆様よいクリスマスをお過ごしくださいね。
そして、よきことがあった方は、
ぜひ、ひもじい思いをしてる子供や、悲しい人や、寒い人がいることを 思い出してくださり、幸せのおすそわけを、
お願い致します。(クリックをどうぞ)


ついでに、わたくしへの献金も可。(ふふふ)



>>>12月20日 晴れ<<<


先日、お仕事で銀座を歩いてましたの。
その日は、冷たい雨が降った翌日で、
骨だけになった、並木の枝越しに見る空は、
ここは東京?と思うほど透明で、
日射しもキラキラ、涙が出るほどキレイでした。

お調子者のわたくしは、もうそれだけで、うきうきっす。
鼻歌まじりに一人、空を見上げながら、
ニコニコ歩いておりました。
客観的に見るとコワイけど、心の中は、アルプスの少女。

ごきげんで歩いていたら、フイに声をかけられましたの。
『あの、すいません』

はいはい、道に迷った子羊さんかい?
と、声の主を見ると、あなた、あなたっ!
すっごい、いい男っ!

ひょえ〜っ!何やねん!どうしたねん?!
背ぇもヒョロッと高く、なかなかのハンサムさん!
身にまとうスーツもコートも、なかなかいいお品。
センスも、ぐーっ。靴も、よしっ。
年齢は30歳ちょい、とみた。

髪型は、端正なお顔が柔らかい印象になるよう、
さらっと後ろに流し、
でも、「ちょっとだけワイルドに見せてるのボク」って感じで、
無精ひげなんかはやしちゃって、かわいいの。
何つーか、ジョニー・デップが、サラリーマンやってるみたいな 感じ?(って、かっこいいのか?)
ま、とにかくその男が言うのよ、

『もしお時間があったら、お茶でもいかがですか?』 と。

へっ? 茶ですか?
意外に、オーソドックスな誘い言葉でんなぁ。
いいのかい?子羊ちゃん? (←バカ)

でも、俺の目は節穴じゃないんだ、ベイベー。
俺は俺様のことを、残酷なまでに判断できるのだ。
ネパールでゲットした、もろアジアンなコートに、
20代の頃に買ったマフラーを雑に巻き、
靴はそこそこのお値段だったけど、
背中には黒い布のリュック、
手には仕事の資料がごっそり入った、だっさい紙袋。
しかも、空の美しさに心躍らせ、陽気に歩いてる、
この脳天気おばさんに声をかけるなんざ、
「あんた、何か悪いことたくらんでるね?」
と、速攻で思いめぐらしてしまう、この知性がうとましい・・・。
(こらこら)

しかしっ! スタバぐらいなら行ってもいいっ!
こんなにいい男が、平日の昼間っから、
スレッからしのおばさんをナンパして、
一体、何を売りつけようとしとるのか?
知りたいっ!知りたいっ!知りたいっ!
おばさんの好奇心に火をつけたら、もう止まりまへんでぇ〜!

んがっ、しかしっ!
仕事の時間まで、あと20分しかあらへん!
おしいっ!実に、おしいっ!
わたくしは、涙をのんでお返事したのであります。
『いえ、ちょっと時間がありません』 と、正直に。

『そうですか』 と彼は、爽やかな笑顔を残し、
去って行きました。
・・・うっうっうっ。

お願いっ! 誰かおせーてっ!
最近、中年女性をターゲットにした、怪しいショーバイ、
何が流行ってんのぉ〜?
彼は、一体、銀座で何をしとったんやぁ〜!
お〜い!



>>>12月24日 晴れ<<<


一年以上、ずっと読んでいたページが、
先週、突然終了してしまいました。
それは、「ほぼ日刊イトイ新聞」 の中の
『ガンジーさん』 というコーナーです。

「ガンジー」さんは、「癌爺さん」で(本人命名)、
65歳で、余命2ヶ月と宣告されてから、
インターネットに出会い、「親戚新聞」と称して、
息子さんと娘さんにメールを送り始めたのでした。

その「親戚新聞」を、「ほぼ日」を通して拝見してましたが、
それは闘病記とはかけ離れた、駄洒落満載の、
陽気なおじさまの日常が垣間見られる、楽しいコーナーで、
本当に、毎日、毎日、アクセスしてました。

でも先週、とうとう亡くなられたのです。
それを知った時、あまりのショックで、カゼをひいて、
寝込んでしまいました。
亡くならないような気になってたんですね、いつの間にか。

わたしの父は70歳で、そんなに深刻ではないけれど、
いろいろと病気を抱えてます。
別にすぐに、あちらへ旅立つわけではないのですが、
確実に、着々と、死に向かっているわけでして、
そういう「老人の道」を歩いている父には、
直接きけないようなことを、ガンジーさんを通して、
知ることができ、そういう意味でも、
わたしにとっては、ありがたいページでした。

ガンジーさんとの出会いは、と言っても、
本名も知らないし、お会いしたこともなく、一方的で、
しかもバーチャルな世界での出会いだったけれど、
そこには、確かに血の通った空間がありました。

コンピュータの前では、いつも、わたしは一人です。
ガンジーさんも、一人で書いていらしたはずです。
1万人以上の読者も、きっと一人だったでしょう。
でも、いろんな人が、いろんな思いを抱えながら、
ガンジーさんの日常を、共有してたのは、本当のこと。
その事実のすごさに、改めて気づかされました。

インターネットって、けっこうやるじゃん!
って感じです。
この豊かな世界を体験できて、本当によかった。
ガンジーさん、ありがとう。
そして、さようなら。

今日はクリスマス・イヴ。
地球は、ちょうど冬至の時期。
昼間の時間が、これから少しずつ長くなります。
復活を祝う意味から、世界中の宗教にとって、
意味ある行事が行われてます。

天に召された方、見送られた方、
この世にデビューした赤ちゃん、
その誕生の喜びで輝いてるお母さん、ツライ方、痛い方、
小躍りしてる方、ごはんを食べてる人、
戦っている子供のような兵士、テレビを見てる人、
仕事をされてる方、失った方、
寝てる人、祈ってる人、泣いてる人、
わたしの友達、これから出会う友達、
この世では出会えない友達、そのすべての方に、
大きくても、小さくても、普通でも、
奇跡が訪れますように。
そして、その奇跡に気づくことができますように。



>>>12月30日 師走晴れ<<<


クリスマスから正月にかけてのこの時期、
一人もんにとっては、何ですなぁ、
非常にムカツクっていうか、
いぶされたように、一人であることに向き合わされて、
ショボンとしちゃったりして、
それがかえって腹立たしかったりするのに、
だからって、電話かけてくんなよ、俺のところに!
こらっ、一人もん!

確かに、わたくししか話す相手がいないでしょうとも。
その侘びしい気持ちは、よ〜く分かる。
でもね、離婚の話しとか、病気の話しとかはやめてね。
いい人のふりするのも、ツライのよ、あなた。

だいたいがこの時期って、
何でもかんでも総決算!って気分でしょ?
あなた、これ精神によくないざんす。
自分のことを総決算してごらんなさい、
絶対、落ち込むって!

でもって、慣れない反省なんかしちゃうとさ、
家の中とか、外で、役割を演じてるのが、窮屈っちゅうか、
息苦しくなってきて、もうイヤ!
こんな生活、もうウンザリ! って感じで、
底なしに落ちていく、わたし。
・・・よよよ。

あれ? 何であたしってば、こんな落ちてるんだっけ?
と、本当に下を向いちゃう頭を、持ち上げてみる俺。
そうしたら、空には満月が、煌々と!
あら、キレイ。

一体、この世に何しに生まれてきたんだっけ?
そうそう、「遊びをせんとや生まれけむ」 じゃありませんの。
そうやった。そうやった。

あかん、あかん。
こげなことで気分落としたら、あかんねん!
だいたい、クリスマスなんてものが、なっとらん!
しかも正月には、お年玉なんてフザけたものを
やらねばならんとはっ!
と思ったら、今度はブリブリ怒り出すから始末に悪い。
ま、景気づけの爆竹みたいなもんで、ひとつ。

皆様も、満月のようなお顔でお正月をね。
笑顔が、煌々と輝きますように。
アディオス!


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