◆12月のななかまどのあそび◆
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>>>12月11日 晴れ<<<


先日、大学時代からの友人宅に遊びに行きました。
夫婦ともども、長〜い友人です。
その日は、他にも古い友人が遊びに来てまして、
とうぜん、昔話に花が咲きますわな。
でもって、だんだん酔いもまわってくると、
夫婦関係にヒビが入る、ちょい手前のアブナイ話題も、
酒の席にのぼります。

ダンナの方は、20代前半、なかなかの男前で通っており、
モテモテでした。
それは、わたくしも知ってました。
でも、野郎共の話によると、寄ってくるかわいいお魚さんを、
ちゃっかり釣っていたそうなのです。
しかも大層マメに。
そのせっそうのなさと言ったら、サイテーだったと、
男性陣から、あることないこと、暴露されたのでした。

『えっ?そんな話、知らなかったなぁ』
と、わたくしが言うと、
『コイツは、そーゆー奴なんだよ。学内では紳士面して、
 外ではアレよ、やりたい放題よ』と、
セリ出した腹をさすりながら、やっかみ半分で男友達が言う。

それにしても、かつての彼は、ほんとかっこよかったのである。
身長180センチ、端正な顔立ち、髪も天然パーマで、
フサフサしてた。
『若い頃の沖雅也に、似てたよねぇ?』(我ながら古い)

『おまえ、TOKIOの松岡ぐらいって言えよ。
 タッキーほどじゃなくても、国分よりは上だったよなぁ』

と、どうせそこ止まりの知識を、腹デブが披露する。

ま、とにかく今の彼は、身長こそ変わらないものの、
腹の回りには、浮き輪のような肉がダブつき、
あのステキだった笑顔も、ぼやけた輪郭となり、
頭髪に至っては、誰よりも早く、
小雨を感知できるに違いない薄さとなり、
そこだけ、「ジーコそっくり」 と言われているのである。

しかし彼は、そんな我が身を憂うるどころか、
何を言われても、へらへら笑うばかり。
もう完全に、「かっこいい」世界とは、決別したのである。
あんなにクールで、頭の切れる話し方をしてたくせに、
いつ頃からか、口調が柔らかくなり、
目尻を下げられるだけ下げ、「まりちゃ〜ん」と、
猫なで声を、一日中、出し続ける男と化したのである。

「まりちゃん」とは、それはかわいい一人娘で、
彼女は、彼の最後の恋人であり、もうメロメロで、
そう遠くない未来に、現れるであろう恋敵に、
すでに、敵意むきだしなのである。
変われば、変わるものだし、単純と言えば、単純すぎる。
ふむ。

『そー言えば、アン・ジョンファンにも似てたよなぁ〜』
と、誰かが言ったら、後ろから嫁が、間髪入れず、

『今じゃただの、アン・ポン・タン』 だって。

おっと、座布団一枚!
っておい、ベーちゃん、いいのかそれで!



>>>12月18日 曇り<<<


先週、みさきちゃんの赤ちゃんに会いに行ってきました。
「あらっ、ちっちゃいっ!やだ、パパそっくり!」
と言うと、
あんまりよく似てたので、みさきちゃんも、
生まれた直後のご対面で、笑っちゃったんですって。
ぷぷぷ。  (↓クリックしてみて)

「きゃ〜っ、かわいいっ!
 やだ、ちっちゃいっ!(当たり前じゃ)
 見て、見て、こんな小さな手に、ちゃんと爪がはえてるぅ〜!」
(そこで、おもむろに毛布をたくしあげ、足もチェック)
するってぇと、ぷにゃぷにゃの柔らかい、小さな小さな足に、
ゴマ粒のような爪が、ぽちぽちと並んでるじゃないのぉ〜!
く〜っ、かわいいっ!

よ〜く眠ってるので、そっと抱いてみると、その軽いこと!
羽がはえてるみたいよぉ。
たつ坊5歳は、18キロもあって、腰痛が出る重さだけど、
「赤ちゃんは、片手で持てるよぉ〜。ほら、ほらっ!」
「や、やめてくださいっ!」(みさき母)

顔なんて、直径10センチぐらいしかないのに、
目も耳も口も鼻も、みんなパーツがそろってるし、
ちょっと大きな音がすると、生意気にビクッとするし、
う〜んと伸びをすると、すぐ顔を真っ赤にしたりして、
神様と人間の境を、ゆらゆらしてる赤ちゃんは、
本当に、見てて飽きないのでした。

彼女の背後から差してくる、神々しい光を浴びて、
静かにボ〜ッとしてたら、すぐに眠りこけてしまい、
ちゃんと息をしてるか不安になってきたので、
ちょっと、いたずらしたら、
「鼻ふさがないでくださいっ!」と、みさき母に叱られ、
それでも懲りずに、遊びたおしてきたのでした。
ぷぷぷ。

眠ってる写真しか撮れなかったけど、目をぱっちり開けると、
もっと、もっと、かわいいそうです。
確かにパパは、金太郎さんみたいだもんね。
ぷぷぷ。
目をぱっちりさせてなくても、そこにいるだけで、
もう十分、こころを豊かに満たしてくれる彼女の名前は、
明日香(あすか)ちゃんです。

ようこそ、いらっしゃいました。
ここがあなたの遊び場、地球だよ。



>>>12月24日 曇り<<<


よぉ、よぉ、
楽しいクリスマスを、過ごしておるんかぁ?
別に、ケンカを売ってるわけではない。
単に、クリスマスから正月という、華やかな期間は、
何となく、そこはかとなく、愉快な気分になれないだけじゃ。
ふん。

今夜の夕飯は、一人で湯豆腐だった。
夜中は、ど〜せ一人で、明石屋サンタを見るのである。
ふん。

でもまぁ、めでたい奴もおろう。
そいつの頭に、鳥のふんでも落ちることを祈ってやるか。
ってなこと言って、自分に落ちたらヤだな、
「神様ごめんなさい」と、瞬時に反省しちゃう自分が、
ほんとヤだぜ。
くそっ。

ま、いい。
祝いたい奴は、心ゆくまで祝えばいい。
でも俺は、ここ5年ぐらい、「クリスマスの憂鬱」に加え、
「クリスマスの恐怖」に、さいなまれているのである。
というのも、アメリカ人の友人がいるからである。
彼女は、『日頃の感謝』+『君のことが好きだよぉ〜』、
という気持を、どんどん加算して、
ど、ど〜んとプレゼントを、贈ってくれるのである。
それが、けっこう恐い量なのである。

一つ一つは、たいした物ではない。(失礼)
ピングー好きのおいらに、ピングーのタオルとか、ペンとか、
ぬいぐるみとか、チョコとか、消しゴムとか、マグネットとか、
カップとか、髪留めとか(小学生じゃないのよ)。
それと、『デメル・チョコレートが好き!』と言ったのを
ちゃ〜んと憶えてくれていて、わざわざ原宿まで行って、
買って送ってくださるのも、うれしい気持半分、
どうしたものかと、恐縮しちゃうのである。

さらに、どこで、どう勘違いしたのか、
おいらが、ヒョウ柄好き(?)、と思っているらしく、
必ず一つか二つ、ヒョウ柄の小物が入っているのである。
今年は、CDケースと、靴下カバーだった。
ちなみに、去年は、小袋と、ぬいぐるみだった。
小袋は、デジカメに調度よい大きさだったので、
大変重宝しておりますが、ぬいぐるみは押入の中で冬眠中。
その他、かっこいいアメリカのTシャツとか、
(俺は小さいので、子供用がピッタリなのさ、と言ったら、
 以後そうなった)、アジアンなアクセサリー・・・etc。
・・・・・・ううむむむ。

プレゼントをいただくのは、確かにうれしい。
しかし、限度というものがある。
何か小さいもの一つ、というのが、小柄で小粋な俺様には、
ぴったりなんだけど、そこんとこが、
ビッグ・ハートで、ダイナマイト・ボディな彼女には、
さっぱり通じないのである。
これはもう、言葉の障壁という問題ではないのである。
しかも、悲しいかな日本人。
このプレゼントに、どう応えたらいいのか、
だんだん、苦しくなってくるのである。
同程度のプレゼントを返すべきなのか、
はたまた、気持ちでいいのか。
その気持ちとは、値段でいうと、どのぐらいになるのか。
小心者というだけでなく、日頃直視せずにいた、
自分のせこさ加減にまで、直面するはめになるのである。
くそっ。

ちなみに、おいらの男友達が、数年前、
カナダ人の女性と結婚した。
この前、「クリスマスって恐くない?」と訊くと、
頭をブンブン振って、「おまえもかっ!」と俺の手を強く握った。
何でも、家族全員、じいさま、ばあさまもひっくるめて、
総出で、震えてるそうである。
しかも、奥様のファミリーを愛する気持は、
国内だけにとどまらず、当然カナダにも、
親戚が住むという、フランスやら、アメリカやらにも、
山のようなプレゼントが、太平洋を越えていくのだと言う。
だから、一番恐いのは、
二ヶ月後の、カード請求明細書なんだそうである。
それで毎年、大バトルに至るのだという。
あな恐ろし、クリスマス。
あ〜よかった、一人で。


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