◆9月のななかまどのあそび◆
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
>>>9月9日 残暑<<<


9月に入ったら、急に暑くなりましたわね。
ま、夏休み報告の途中だから、ちょうどいっか。

というわけで、鳥取3日目の夜、
有名な三朝(みささ)温泉に、ゾロゾロ行ったのであります。
そして、風呂あがりに、その辺を散歩したのですが、
何とも古い温泉街なので、雰囲気抜群なんですなぁ。

もし、駆け落ちをする機会があれば、
ぜひとも、この温泉街にきてみたいもの。
どこぞの温泉街のような、うるさい華やぎもなく、
さびれてもなく、湯治場のひなびた風情でもなく、
大人が、ふらっと遊びにくるような、色気というか、
微熱がある時の、肌の湿り気感があるんですのよ。
ほっほっほっ。
はぁ〜、駆け落ちかぁ〜。(夢)

で、その翌朝、そんな三朝の話をしていたら、
たつき母が、おもむろに、こう言い出したのです。

たつき母:『おい、知ってるか?
キュリー夫人って、三朝に来たんだよ!

一同  :『はぁっ?』

たつき母:『だからぁ〜、キュリー夫人が、
三朝に来てぇ〜、
そんでもって、ラジウム発見
したんだよぉ〜。』

ななかま:『ま、まさか・・・、そんな・・・。
キュリー夫人って、100年以上前の人だよぉ。』

たつき母:『だって、三朝温泉は、ラジウム温泉だもん。
だから、<キュリー祭>っていうお祭りがあって、銅像もあるもん。
絶対だよ!来たんだよ、三朝にっ!』

一同  :(疑いのまなざしで)『はぁ・・・』

ななかま:『したら、あんた、いつ来たねん。』

たつき母:『えっ?そ、そっれはぁ〜、むかし・・・』

『むかし』って、何だよぉ〜!
と、みんなに大笑いされたのだけれど、
本人は、あの偉大なるキュリー夫人が、
はるばる日本の鳥取県三朝にいらして、
こつこつ自ら掘られ、ラジウムを発見されたと、
この四半世紀以上、固く、信じこんでおりましたので、
『絶対!絶対!絶対、来たっ!』と、
言い張るのでございます。(爆)

そんなおバカな会話を、じ〜っと聴いていた、花ちゃんが、
クールに一言、こうおっしゃいました。

『キュリー夫人って、ポーランド人ですよねぇ。
 あの時代、日本に来れたのかしら?』

したら、たつき母、
『えっ?アメリカ人じゃないのぉ〜っ???』
だと・・・。
(あぅっ、アホ炸裂。誰か止めてやれよ・・・。)

とんだ事になりそうだという、イヤな予感を、
本人も感じつつ、しかし、引くに引けない、たつき母。
「キュリー夫人、三朝温泉でラジウム発見説」
何とか証明するために、
とうとう、
『三朝の観光協会に電話する!』
と、言い出したのでした。
そして、
『「福部村観光協会」のリベンジだっ!』
と息巻いて、受話器を手にしたのであった。

               ・・・つづく。(はぁ)


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
>>>9月15日 残暑つづく<<<


さて、続きどす。
三朝温泉観光協会に、電話をかけました。
対応に出られた被害者さんは、あいそのいい男性だったそうです。 (すいませんねぇ)

たつき母:あのぉ、<キュリー祭>ってありますよねぇ。

協会の方:ハイ!でも、もう終わっちゃったんですよねぇ。
      今年は、7/4と、8/4だったんですよぉ。

(と、おっしゃってから、今年どんな催しがあったかを、
 教えてくださったそうです。すいません。)

たつき母:あ〜、そうですかぁ。
      で、キュリー夫人って、来たんですよね?!

協会の方:・・・・・はっ?

たつき母:キュリー夫人って、三朝に来たんですよね!
      だからお祭りがあるんですよね?!

協会の方:・・・・・。
      う〜ん、え〜っと・・・、
      あのぉ〜、ちょっとお待ちくださいねぇ〜。

(数分後、再びもどられて。ほんと、すいません。)

協会の方:あのぉ〜。日本に来られたのは、キュリー夫人の
       ご親戚のようです。

たつき母:え〜っ!じゃあ、どうして<キュリー祭>を
      やってるんですかぁ?!

(って、言われてもねぇ・・・)

協会の方:え〜っと、それはですねぇ〜、
     ラジウムを発見された、キュリー夫人の偉業を
     たたえてですねぇ、行っているんですよぉ。
     すいません。
     (って、あなたが謝ることじゃないって・・・)

たつき母:はぁ、じゃあキュリー夫人は来てないと・・・。

(まだ言うかっ!)

協会の方:はい、いらしてないようです。すいませんねぇ。

(って、あなたが謝ることではありませんてばっ!
 ほんと、アホですいませんっ!)

そして、がっくりきた、たつき母は、みんなに笑われながらも、
まだまだ疑念をぬぐえず、子供の頃読んだ、
『キュリー夫人』という伝記本について、うだうだ話しつつ、
また、あらぬことを口走るのであった。

すいません。まだ続きます。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
>>>9月19日 今日で残暑も終わるとか<<<


伝記本「キュリー夫人」は、大抵の方が、
小学校低学年の時に、読まれるかと思いますが、
その場にいた全員も、やはり読んでおりました。

ですから、キュリー夫人の具体的な偉業には詳しくなくとも、
すさまじい苦労をして勉学に励まれ、
その結果、ノーベル賞を受賞されました!という、
いかにも、「ポーランド版・二宮金次郎」 的部分は、
み〜んな覚えておるわけです。

で、たつき母、しみじみとこうおっしゃったのでございます。

たつき母:『キュリー夫人って、大学行ってる時、
      食べるものがないから、毛布かぶりながら、
      サクランボ食べてたんだよねぇ〜』

一同(再び):『はぁ?!』

たつき母:『だ・か・らぁ〜。パンとお茶を買うお金がないから、
      サクランボ食べてたんだよぉ〜。
      知らないのぉ?』

(・・・・・知りたくない)

ななかま:『あのさぁ、毛布かぶってるって、冬でしょう?
      何で冬にサクランボなんだよぉ。
      そんな貴重なもの食う金あったら、
      パン買うっしょ、普通。』

たつき母:『え〜っ、でも、本に絵が描いてあったもん!
      その絵には、キュリー夫人が、毛布かぶってて、
      そんでもって、サクランボを手にしながら
      本読んでたんだもん!』

(もん!って、何だよ)

ななかま:『だからな、仮に田舎に住んでたとしてもな、
      冬にサクランボは、ならないだろう?』

(すると、クールな花ちゃんが一言)

花ちゃん:『私の読んだ本の挿し絵には、キュリー夫人が、
       毛布かぶって、椅子をしょってた。』

一同:『え〜っ!!!椅子ぅ〜?』

(おい誰か、ほんっとに止めろよっ!)      


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
>>>9月23日 秋晴れ<<<


「キュリー夫人、椅子を背負う説」に、
一同、疑念の声を上げても、
花ちゃんは、クールに続けました。

何でもね、人間は「重さを暖かく感じる」といった、
錯覚を利用した方法なんだって、と。

ほっほぉ〜。
ま、確かに、重いフトンの方が、暖かい気がするよねぇ。
ナ・ル・ホ・ド

キュリー夫人が椅子を背負って、机に向かう絵というのは、
何となく、すっとんきょうで、涙をさそわないけれど、
花ちゃんの意見には、一票投じよう!

でもな、たつき母よ。
いくらなんでも、サクランボは、ありえん!

・・・と、み〜んなに言われ、
「あんたが食べたかっただけなんじゃないのぉ〜」
とまで言われると、たつき母、
スックと立ち上がり、裏へと消えていった・・・。

いつまでたっても、戻ってこないので、
みんな、それぞれのやる事に専念し出し、
わたくしも、洗濯物なぞを取り込んでいると、
いつの間にか、奴が、たっちゃんの横で寝そべっておる。
そして手には、
むむっ?!

それは、小学館の「えらい人のお話」シリーズの、
『キュリー夫人』では、あるまいかっ!!!
そう、奴は、倉庫から、その本を取り出してきたのである。

「で、あったか?サクランボ?」と訊くと、
小さな声で、奴は答えた。

「誰かが、消した・・・。」

「消すか!そげなもん!」と、本を開いてみると、
確かに、キュリーちゃんが、毛布を背中からかぶって、
机に向かっていなさる。
そして手には、エンピツのみ!!!

はぁ〜〜〜っ。


「おっかしいなぁ〜。
 ここ、このあたりにあったんだけどなぁ〜、サクランボ」

と、いつまでも、しつこく、つぶやくたつき母であった。

はぁ〜。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
>>>9月30日 秋晴れ<<<


さんざん引っぱってきた、キュリー夫人物語も、
ついに幕を閉じる日がやってまいりました。

実は、家に戻ってからも、キュリー夫人の苦学話については、
ちょこちょこ調べておったのです。
したら、けっこうサイトに載っているんですのよ、奥様!
それも、椅子にまつわるお話がっ!

まず、いくつか例として挙がっていた逸話は、
『子供の頃から、向学心、集中力が抜群だったマリーが、
 夢中になって本を読んでいる回りで、
 姉たちが、いたずらをして、
 椅子をピラミッドのように積み上げたけど、
 彼女はまったく気づきませんでした。』

というエピソードね。

うん、あった、あった、そういうの。

フランスに渡って苦学していた頃の逸話としては、
『あまりに寒いので、椅子を燃やして暖をとった』
というのもあったけれど、
椅子を燃やすってのは、知性を感じないよねぇ?
何か、やぶれかぶれのマリーちゃんじゃん。
ぷぷぷっ。

そして、花ちゃんが言ってた通り、
『苦学生のマリーは、あるだけの服を着て、
 それでも寒いので、椅子を背負ってせっせと勉強しました。』

というのを発見!
ほぉ、やっぱり背負ったのかねぇ。
ふむ。

さらに、ポプラ社の伝記「キュリー夫人」では、
パリ留学中のマリーは、あまりの貧乏と寒さで、
夜、眠れず、
『フトンの上に椅子を乗せて寝た』、 そうなの!

出たっ!
今度は、フトンの上に椅子だよっ!

したら、あなたっ!
『それ以来、ポーランドの人々は、彼女の功績にあやかって、
 フトンの上に重い物を乗せて寝るという、
 変わった祭日を行っている』

というのを発見!
ポヨヨ〜ン!
祭りですってよぉ〜、奥様!(爆)

しかも、重ければ重いほどよいということで、
中には、などを乗せる強者もいるらしい、
って、もうキュリー色、ぜんぜんないじゃん!(泣)

でもって、このお祭り、
「布団祭り」とか、「岩祭り」って呼ぶらしいの。

マジっすか、ポーランド?

う〜む、お後がよろしいようで。(って、どこがだっ!)


戻る



[HOME]
MAIL ←ななかまどへの
メールはこちらへ!