◆9月のななかまどのあそび◆
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>>>9月11日 晴れ<<<


皆様、お久しぶりでございます。
楽しかった夏休みも終わり、
さっそくその時の模様をアップしようとしたら、
な、な、何と!
パソコンの調子が、絶不調じゃございませんのっ!

すぐにフリーズしちゃうし、
ディスプレイの色も変になっちゃうし、
エラーがかかって、勝手に修復モードになるし、
とうとう、自分でセーフ・モードに入っちゃたよっ!
キ〜ッ!!!

『お〜い!
 おまえだけが、頼りなんだよぉ。
 もうちょっと頑張ってくれよぉ〜っ!』

と、デフラグしたり、いろいろ調整した後、
せっせとバックアップを取っていたら、
スマートメディアまでが一枚、成仏・・・。(チ〜ン!)
あぁっ!
またまた、「スマメお助け隊」に、入院させました。
はぁ。

我が家のパソコンも、もう5年以上経っているし、
しかも、かなりの重労働を強いているから、
そろそろ寿命が来たのかもしれません・・・。

はっ!
そう言えば、ここんとこ、が多かったっす。
まさか、その影響かっ?!

落雷による過電流で、家電製品やパソコンって、
簡単に壊れちゃうんだよぉ!
しかも、遠くでゴロゴロ鳴ってるからと言って、
安心できないんだって!

とにかく、ダマしダマし使うのも限度というものがござる。
今月中に買い換えをせねばなりませぬ。
またまた、痛い出費でござりますな、殿。
はぁ・・・。
(でも次は、DVDマルチを買うぞっ!ほほほ)

そんなこんなで、パソコンと格闘していたある日、
疲れて、ドタっと畳の上に寝そべっていたら、
何か黒いものが、すすす〜っと横切っていったような・・・?
ハテ?
最近、台風が多いから、またまた例の奴が侵入したのかっ?
と、目をこらしてみると。

お〜まいがっ!


            ・・・つづく。


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>>>9月13日 晴れ<<<


さて、続きどす。
よ〜く、目をこらして見てみると、それはやはり奴だった。
黒くて不気味なあいつ、そう、ゴキブリじゃ〜っ!

確か去年も、鳥取から帰ってきたとたん、
ゴキに部屋を占拠されたのだった。
く〜っ、今年もかよっ!
よりによって、何で俺様の部屋を選ぶんだよぉ〜っ!

とにかく、何とかせねなばらぬ。
やることは山積みでござるが、仕事など、後回しでござる。
今、この瞬間に武器として使えるのは、洗剤しかない。
で、台所から、食器洗い洗剤を持ってきて、
タラ〜リ、タラリと、上からかけてやったら、
ピューッと逃げていった。

キャーッと、おいらも逃げたが、
奴は、パソコンの下に隠れやがった。
くそっ。
ますます仕事が出来ないじゃないかっ。
しかたなく、じ〜っと様子を見ていると、
奴は、のっそりと、表に出てきやがった。
でもって、パソコンの椅子の下の影で、じっとしておる。

意外にアホな敵である。
そこですかさず、洗剤をタラ〜リ、タラリ

またまた、ピューッと、キャーッと、逃げる。
今度は、テレビの下にもぐり込んだ。
でも、しばらくすると、また出てきて、
ビデオを積んである前の、1キロのダンベルの影に、
また、隠れなすった。

再度、タラ〜リ、タラリ
今度は、触覚の上を直撃!
奴は、もう動けなくなった。
よし、やったぞっ!

しかし、ここからしぶといのが、奴の特徴なのである。
動けないうちに、何とかせねばならぬ。
なのでマツキヨに走り、「アワで固める」ってのを、
買ってきたっす。
さっそく、シュワシュワ出るアワを、直撃!
と、思いきや、意外に的に当てるのは難しいぞっ!
これは、テクが必要だな、と思いつつも、
とにかくアワで、閉じこめてやった。

よし、あとは、これを拾い上げて捨てればオッケー、
と思って、すぐにアワを持ち上げたら、
何と、アワだけ、持ち上がってしまって、びっくり!
ヒーッと、後退しつつ、再びアワ攻撃だぁ〜っ!
ぜーぜーぜーっ。

数分たった後、やっと奴を絡め取ったアワを持ち上げ、
ビニール袋に入れて、ポイッ!
あぁっ、疲れたっす。
もう、ヘトヘトっす。
ふぅ。

静かな達成感を胸に、仕事を終えたその夜。
おいらは夢を見た。
何と、3匹のゴキが、おいらの寝ているフトンに向かって、
ジリジリと近づいてくるのである。

しかし、おいらは、金縛り状態で、まったく身動き出来ん!
く、くっそぉ〜!
こんな復讐をされるなんてぇ〜っ!
しかも寝込みを襲うなんて、何と卑怯な奴だっ!

あっ、来るなっ!
こらっ、近づくなっ!

ギャーッ!


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>>>9月14日 晴れ<<<


今日はまた、30度を超える暑さでござる。
でも、太陽の位置が違うのかしら。
先月の暑さとは、ちょっと違う気がするわね。
というわけで、まだ暑いうちに、夏休みの報告でござる。

8月最後の週、大あわてで仕事を仕上げて、
深夜バスに乗り、目指すは鳥取!
さて今回ご一緒するのは、あかりさんと、
彼女の友人で、一緒に「ピースボート」に行った、
Nori☆Nori。

本人が、「Nori☆Nori」で〜す!って言うの。
しかも、「Nori」 と 「Nori」の間には、まで入れるのが、
正式なんだと、言い張るので、
文字登録もいたしましたわよ。・・・はい。

でもって、いつものように、早朝、鳥取駅に到着し、
2両の汽車に乗って、倉吉まで一時間。
やぁ!やぁ!到着、到着!
すでに故郷のような感じの、たつき母の実家である。

到着して二日ばかりは、身体を休めるために、
ゴロゴロしたり、近所をウロウロしてたんだけど、
外に出るたび、すんごいかっこした女性を見かけてドッキリ!

郵便局に寄ったら、とあるご婦人が、
緑のブラウスに、黒地 に白の水玉のズボン、
そのズボンの下には、真っ赤に白の水玉のソックス!
あまりの暑苦しさに、めまいが・・・!

外に出たら、
アメリカの国旗が、そのままパンツになったのをはかれ、
ちりちりのソバージュにされてる、おばさまも発見!

さらに、の小さな柄でいっぱいのズボンに、
ピンクの小さな柄でいっぱいのブラウスを
はおられてる、おばあさまにも遭遇。

あまりのファッション・センスに驚き、
ひっそり、たつき母に話したら、

『あれでしょ?
 けばい蛾と、色鮮やかな蝶が、
 合体したようなファッションでしょ?』

と、別段驚いた様子もなくのたまう。
何でも、ある年齢以上の方は、な〜んにも考えないで、
洋服を着ちゃうので、大変なことになるらしいの。
若い人はおされだし、中年の女性も、
藍染めや、アジアン・テイストのステキなおしゃれを
楽しんでる方が多いだけに、とっても不思議。

それにしても、どこであのお洋服は売っているのかしら?
怖い物見たさで、行ってみたい気も・・・。     


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>>>9月18日 晴れ<<<


さて、今回の夏休みの目的は、香川県の「本島」に、
車で行くことだったのだす。
しかも日帰りでっ?!?!?!

ところが、世界最大級の「瀬戸大橋」を通って行くと、
橋を渡るだけで、片道4千円以上の出費になるので、
貧乏人の俺様たちは、倉吉から、
まず児島という所に行き、そこからフェリーに乗って、
本島に渡るという計画を立てたのである。

でも、そのルートで日帰りとなると、
午前中、1本しかない、
9時30分発のフェリーに乗るしかなく、
そのためには、朝、5時起きして支度をし、
6時には出発しないと、間に合わない計算なのである。
いやはや、大した強行軍である。

でもって、たつき母と、たっちゃんと、あかりさんと、
Nori☆Nori と、おいらとで行くのであるが、
その人数では、たつき母の車では、きっつきつなので、
松江在住の陶芸家、原さんに電話して、

『一緒に行きませんかぁ〜?ってゆーか、行きましょう!
 いいパワーがみなぎってるそうだし!
 きっと、御利益がありますよ〜!』

と、よく分からない説得をしつつ、半ば強引に誘い、
人のいい原さんは、前日、酒だのコーヒーだの、
豆腐だのをかついで、
倉吉まで、遊びに来てくださったのである。

ということは、その夜は、宴会になるのである。
たつき母のお母さんも、そして妹の純ちゃんも、
そのダンナの修ちゃんも、友達のまさる君も、
純ちゃんの友達のむみちゃんも、その娘のさくらちゃんも、
・・・・・と、何だか、大にぎわいなのである。

「明日、朝早いから、そこそこにね!」
な〜んて言ってたはずなのに、つい楽しくて、
飲み過ぎちゃうわけである。

しかも、Nori☆Nori は、全員、初対面のはずなのに、
ず〜っと前から知り合いみたいな雰囲気で、
まるで飲み屋の気さくなママ、と言った感じの、
<華やぎ光線>を発散しまくっているので、
ますます、座は盛り上がっちゃうのである。

で、結局、寝たのは、夜中の1時を回ったのである。

翌朝、5時過ぎには起きたよ、みんな。
でも、当然のように、二日酔いなのである。

大丈夫なのか・・・?


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>>>9月20日 晴れ<<<


夏休み報告の途中ですが、緊急のお知らせです。
ATSUKO'S WORKSの敦っちゃんの妹の、まき子ちゃんが、
東京赤坂で、グループ展を開催しております。

場所は、『craft OGAWA ギャラリー小川』
9/19〜25日(土)まで。
時間は、午前11時〜午後8時までです。
(ただし、最終日のみ、午後6時まで。)

飯田まき子さんのコーナーは、陶芸の作品で、
『お月見』をテーマにした、ステキな作品が並んでますよ!
(売約済みになっている物も多いですが、受注販売できますからね!)
ぜひ、遊びにいらしてね。↓

でもって、赤坂には、たくさんおいしい物がありますの。
わたくしは、近くの「兄夫食堂」(みすじ通り沿い)、
という韓国料理屋さんで、お昼をいただきました。
ちなみに、赤坂見附の近く、一ツ木通り沿いには、
チーズケーキで有名な、『しろたえ』がございますし、
おいしいチョコレート屋さん『レオニダス』もございましてよ。
(246を挟んで、サントリー美術館の反対側あたり・・・)

芸術の秋!食欲の秋!ですわよ!


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>>>9月23日 晴れ<<<


ささっ、まだまだ残暑のうちに、夏休み報告だす!

宴会の翌朝、5時起きだったはずなのに、
みんな、起きてこない・・・。
二日酔い連中は、6時近くに起き出す始末。
たつき母一人、バタバタ、バタバタ、荷造りをしております。

『だから、昨日のうちに、支度しておけよぉ〜』 と、
心の中で思いながらも、何だかまだ酔っているので、
何の手伝いも出来ず、殺気だっている彼女を、
ぼぉ〜っと眺めるばかりなり。

原さんにいたっては、さらにボーッとしてるというか、
はっきり言って、かなり 酒臭い!のである。

『こんな状態で、安全運転できるんだろうか?』

と、思いつつも、こっちも二日酔いだから、
深く考えることもできず・・・ま、いいか。 (って、おい!)

とにかく、食料を積んで、全員そろって車に乗った時には、
6時30分をすっかり回っておりました。
車は2台。
一台目には、わたくしと、たっちゃんと、たつき母。
その後ろから、原さんが運転で、あかりさんと、Nori☆Nori。

さっ、それからの、たつき母は、車を飛ばす、飛ばす!
信号が、黄色からに変わる直前でも、おかまいなしに、
がんがん、突っ込む、突っ込む!

『そんな運転では、原さんがついてこれんだろう』
と、振り返ると、これがしっかりついてくるしっ!
しかも原さん、すごい形相だよっ!

でもって、まだ町中だから、右折・左折が頻繁にあって、
ぶんぶん、車体は揺れるのである。

おいおい、俺は、何だか気持ちが悪くなってきたぞ。

『フェリーに乗れなくてもいいから、ゆっくり行こうよ』
と、言いたいのだけれど、
バックミラーに映るたつき母の顔は、
すっかり、ヤンキー顔 なのである。

あぁ、もうこうなったら誰にも止められない・・・。
高速に入って、ますます顔面蒼白な俺様なのであった。


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>>>9月25日 曇り<<<


高速に入ったら、俺様にはやることがあった。
それは、たつきお坊っちゃまの、お食事のお世話である。
何しろ朝早かったので、たっちゃんは、ほんの少ししか、
朝御飯を食べていなかったのである。

まずは、水分補給!ということで、
大好きなリンゴ・ジュースをあげようとしたのだけれど、
そのためには、前かがみにならなければならず、
二日酔いの上に、車酔いのおいらは、
非常にツライ体制をとらねばならないのである。
したがって、一口、二口、ジュースをあげては、
すぐにギブアップする始末。

しかも高速に乗ったら、スピードはアップするわけで、
まったくもって、めまいがしてきた。
ってゆーか、マジ、気持ち悪いっす。

というわけで、後ろ座席で、ひっそり吐いてる俺様。
あぁ・・・っ。

しばらくしたら、少し楽になったけど、
坊っちゃまに給仕出来るほどの元気は出ないのである。
したがって、柔らかいパンと、ジュースを少し、
口に放り込んでは、またバックシートに倒れ込み、
そのまま目を閉じて、堪え忍んでいたら、
何と、寝てしまった・・・!

そんな俺様をバックミラーで見つめていた、たつき母は、
心の中で、「この役立たずっ!」と一喝しつつも、
9時半までに、フェリー乗り場まで行かねばならず、
たっちゃんの、食べさせてもらえない悲しげな様子に、
心を痛めながらも、止まることも出来ず、
後ろの原さんの様子を見ると、車内で3人、
大笑いしているのを眺め、
「何だか奴ら、楽しそうだな、ちくしょう!」と、
心を千々に乱しつつ、ひたすら走る!走る!

そんな走るメロスの目に飛び込んできたのが、
「太平洋まで、あと200キロ!
の文字でありました。

え〜っ?! まだ、200キロもあるのかよぉ〜っ!
と、ますます、すごい形相で、アクセルを踏むメロス。
それを必死に追う、後続車。

だからさぁ、メロスくん。
俺達が行くのは、太平洋じゃないよ、瀬戸内海だよ・・・。
と、俺様が言ったか言わなかったかは、
夢の中ゆえ、謎。


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>>>9月27日 一日中、雨<<<


鳥取の倉吉から、岡山の児島に行くには、
高速を2回ほど乗り換えなければなりませぬ。
でもって、必ず道に迷う、たつき母は、
わたくしめをナビゲーターにせんと、地図を渡したのですが、
ふがいないことに、ぐったり寝込んでしまったので、
行く先を提示する標識を、睨みつけるようにしながら、
アクセルを踏み込んでいたのでした。

2回の乗り換えも、うまくいき、いよいよ児島に到着寸前、
高速を降りた時に、『やばっ!』 という小さな叫び。
な、な、何と、降り口を間違えやがったのである!

仕方がないので、料金所のおじさまに、道を訊くたつき母。
『えっ?!あそこを、右折ですかぁ?いいんですかぁ?』
と、何度も訊き直しているたつき母。

そして、奴は、おじさんの言った通り、すぐに右折した。
えっ!うそっ!ここを曲がるのぉ?
ここは、反対車線だよぉ!ここを横切るのぉっ?!
反対車線のドライバーの方々も、
道をゆずっていいのかどうか、半信半疑で見つめてるし。

ってゆーか、後ろの原さんは、ついてこれるのかよっ!
と思って振り向いたら、案の定、すごい形相である。
でも、ちゃんとついてきた・・・。(笑)

そうなのです。
出口をすぐに右折して、反対車線を乗り越えて、
さらにどこかの会社の駐車場まで、横切って、
入り口から入り直して、違う出口へと抜けたのであります。
おいおい、マジっすかぁ?

もう何だか、ヤケクソ状態で、大笑いしながら、
到着しましたわよ、児島のフェリー乗り場に。
そして時間は、何と9時ジャスト!
まったくもって、余裕しゃくしゃくなのである。
しかし、みんなヨレヨレ。
たっちゃんだけ、うれしげに朝御飯である。
原さんにいたっては、顔が黒く見えるが、気のせいか?

後続車の様子を訊いてみると、
原さんの車は古くて、馬力がなく、
高速では、クーラーがつけられないんだそうである(!)。
そんなお車に、女性が二人も乗っていたのである。
しかも、たつき母の猛スピードに、ついていかねば、
確実に、道に迷うはずの3人なのである。

したがって、Nori☆Nori と、あかりさんは、
一生懸命ドライバーの原さんに話しかけ、
笑わせながら、ひた走ってきたのだそうである。
まったくもって、御苦労なことであった。
わはは!


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>>>9月29日 また、台風だよ<<<


さて、無事に児島のフェリー乗り場に到着。
チケットを買って、いざ乗り込みまする!
これが、そのフェリー。小さいでしょ?↓

でもね、運転されているおじさま達は、とっても親切。
乗る時も、降りる時も、たっちゃんの車椅子を
運んでくださいました。
お世話になりました。(ぺこり)

さて、5分ほど揺られておりますと、
かの有名な瀬戸大橋が見えてまいりましたわっ!
ほら、ほら、見て、見てっ!

・・・と急いでデジカメを向けたのですが、
あまりに大きくて、フレームに収まりません。
大きな船の向こうに、うっすら見えますでしょ?
いやぁ、それにしても、デカイデカイ!

おおっと、橋の下をくぐりまするぞっ!

ふぅむ、橋を超えました。
帰りは、この橋を、電車で通過するのですね。
いやはや。
よく、こんなものを作りましたわねぇ、日本人!

なぁ〜んて、騒いでいるうちに、見えてきましたわよ!
目的の、本島がっ!
お天気もいいし、気分爽快でござるっ!

はいっ、到着!
・・・と同時に、いきなり、人が少なくなりました。
島の方が数人、とっとと降りていかれると、
客船発着場には、わたし達一団のみが取り残されました・・・。

さて、この本島は、周囲16キロの小さな島ですが、
遠い昔から、塩飽水軍の本拠地として栄えた島でして、
海の男の誇り高い歴史や、伝説に彩られた島なのです。

そして、何と、織田・豊臣の時代から、明治の初めまで、
「人名」という自治制度まで、あったのでございますのよ!
つまり、海を操る男たちによってつくられた、
独立国家だったわけですな。

しかも、初めて太平洋を横断した、
「咸臨丸」を操縦した50人の水夫のうち、
何と、35人が、塩飽水軍の水夫達なんですって!
う〜む、ロマンよのぉ〜。

そしてね、日本全国からやってきた船と、
その乗員を守護するためか、
神社仏閣が、何と20以上はあり、国宝級の文化財も、
ひっそりと、残されているのであります。

というわけで、まずは、
朱印状や古文書などが所蔵されている、
かつての海の政所「史跡塩飽勤番所跡」に参りました。

ううむ、渋いっ!しかも、かっこいい建物でござる!
この写真では、分かりにくいのですが、
「むくり」と言いましてね、屋根瓦の葺き方が、
お寺さんなどとは反対に、内側に湾曲した作りでして、
非常にどっしりとした、風格あるたたずまいでございます。
建物フェチとしては、非常に満足、満足!

さてここから、さらに山の方に登り、
伝統的な町並みが保存されているという、
「笹島集落」に向かうのですが、1キロ以上も歩くそうで、
たっちゃんを連れているわたし達は、
「タクシーはありませんかぁ?」と、
何ともおまぬけなことを、案内所で訊いたりしたのですが、
あるはずもなく、トボトボ歩き始めたら、
何と、「史跡塩飽勤番所跡」の方が、ご自分の車で、
送ってくださると、おっしゃるじゃありませんかっ!
か、かたじけないっ!

お言葉に甘え、ボックス型の軽自動車に、
5人が乗り込みます。
・・・いえ、乗れません。
一人、原さんが、座席の後ろの荷台にちょこんと座り、
レッツ・ゴー!
わ〜い、5分で着いちゃった。
ほんに、ありがたいことでございました。

フェリーのおじさま達もそうですが、
独立国家のご子孫は、まっこと親切でござりまするぞっ!


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>>>9月30日 晴れ&強風<<<


この島に上陸して、すぐに気づいたんですが、
どれだけ歩いても、人に出会わないんです。
3人ぐらいのご老人を見かけたきり。
島の方は、みなさん、どこへ行かれたのかしら?
たぶん、仕事などで、島の外へ出られてるんでしょうねぇ。
とにかく、年配の方しか、いらっしゃらないのです。
過疎化が進んでいるのですね。

・・・と思ったら、おっと、珍しい者に遭遇!
カニだ、カニっ!
カニが、町中を歩いてるよぉ!
さすが、漁師町だねぇ。

さて、国の伝統的建造物群に指定されている
「笹島集落」に到着です。
ここは、かつて塩飽水軍の本拠地だった集落で、
本瓦葺きに漆喰塗の白壁や、
なまこ壁に、千本格子の窓をあしらった古い民家が、
当時のままの姿に保存されておりますのよ。

ちなみに、下の写真に写っているのは、Nori☆Nori で、
さっきのカニを写メールしようと、
携帯片手に、足で脅しておりまする。(笑)

集落の中心部には、『マッチョ通り』がございます。
これはね、「町通り」がなまったものだそうで、
決して筋骨隆々のお兄様が、
歩いているわけではございませんのよ。念のため。

この通りに立つと、通りをほとんど見渡せるのだけど、
奥の方は、カーブしていたり、道幅が変わっていたり、
T字路が、喰い違い十字になっていたりしてね、
外敵をまどわすため、複雑に入り組んでいるの。
さすが、かつての「軍事自治国家」でござる。
ふむ。

どうも、写真が上手じゃないので、
このお屋敷の美しさが伝えられないのが、残念無念。
この左にちらっと見えてるのが、蔵でね、
実は、屋敷の中から出入りできる、珍しい内蔵なんざんす。
大判小判が、ざっくざく、だったのかしらねぇ?

このお屋敷、真木邸はね、
かつて秀吉が、塩飽の船方衆650人に、
1250石の領地を与えていた時の、
船方を代表していた、「年寄」のお家柄なの。
こじんまりとしたお屋敷ですが、よ〜く見学すると、
なかなか重厚なつくりなのでございますのよ。

さて、一通り見学した後、
かつての廻船問屋だった小栗邸で、
お食事をいたしました。
といっても、「うどん」だけなんですけど。
でも、とってもおいしかったっす!満足、満足。
さすが、讃岐でござりまするな。

お腹がふくらんだら、また港まで帰るのですが、
今度は、ゆっくり歩いて帰ります。
おや?若い人が、たむろしておりますわ。
と思ったら、何と、Vシネマの撮影でした。
何でも、一青窈のお姉さんが主演なんですって。

ここ本島では、ロケ地に選ばれることが多いそうでね、

「何しろ人が少ないから、通行人を整理しなくていいし、
 余計な音が、な〜んにもないから、いいんですよぉ。」

と、町の方が、笑いながらおっしゃってました。

確かにね、夏の強い日射しの中、
てくてく、てくてく歩いていると、
のんびりした風景が、ず〜っと続いておりますの。
そして、本当に、車の音も、電気音も、何も聞こえませぬ。
ただ、静かに海風が吹き抜けていくだけ・・・。
心の中にしかない、「永遠の夏休み」、って感じです。

お〜っと、「こて絵」に遭遇しましたわ!
これは、お家の壁面に、漆喰を盛り上げて着色したもので、
京都の職人によって作られたんですって。
この島に、活気があふれていた頃が、しのばれまするなぁ。

そしてまた、わたくし達は港に戻り、
今度は、もう少し大きなフェリーに乗って、丸亀に行きます。
そこで、あかりさんとNori☆Noriとは、お別れだけど、
楽しく、懐かしい気持ちになる夏休みとなりました。

エライ目にあった、原さんも、

『子供の頃の、母親の実家の風景によう似とる・・・』

と、遠い目をされ、満足されたようで、
よかった、よかった。

・・・しかし、原さんの受難は、まだまだ続くのである。
おほほ。


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